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北海道ほぼにち走行レポ |
nao
Joined: 08 Nov 2007 Posts: 145 Location: 名古屋市
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Post subject: 北海道ほぼにち走行レポ Posted: 2009.07.21. 21:19 |
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こんなもん、自分のブログでやれよ!ってお叱り受けるかもしれませんが、何でも構いません、ひとり旅の支えになってやってくれませんか?クマ情報、美味いもん情報、キャンプ場情報、ここは行っておけ情報、よろしくお願い致します。道内ほぼ全域くまなく走りつぶす予定です。 |
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げん
Joined: 12 Oct 2006 Posts: 85 Location: 京都市
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Post subject: Re: 北海道ほぼにち走行レポ < Posted: 2009.07.31. 00:03 |
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本日のツーレポです。
本日30日は全走行435km。
ウトロのキャンプ場を9時30分に出て、知床峠でなんとか霧の中から一瞬もやっと姿を現した羅臼岳にちょっと感激。
しかし、気持ちのいいワインディングも濃霧のため飛ばせず…と思ったら、ギョエッ危ないっ!!いきなり霧の中、後灯も点いていない車が道のど真ん中に停車中。
ねぇチャングループが道端に出て来た鹿を撮影しとるではありませんか!
気持ちは分かるが、あまりにも状況がわかっておらんようなので、シカとできず、シカりつけました。
お互い命にかかわるからねぇ…。
羅臼に降りたらうっすらと晴れてきました。
久しぶりに見る陽光。
そこから標津を目指します。
開陽台へ向かう一直線道路へ…途中間違えて若干ロスしたものの正午に到着。
パーキングは本州からのライダーで埋まっておりました。
横浜から来た中年のタンデムご夫婦とR100GSとを撮影サービス。
と、隣に大阪の11RTが止まりました。
お互い重さには泣きながらも、ロングはちっとも疲れませんねぇ〜で一致。
そうなんよ、7月16日に名古屋を出てから、すでに4704kmを走破しているというのに、体も馴れてきたせいか、キャンプ場に遅く着いてもホント疲労が少ない。
ありがたいことです。
改めてRTで旅をする意味といいますか、このバイクの魅力をしみじみ感じ始めておる次第です。
知床峠、開陽台とつかつ離れず抜いたり抜かれたりしてきたハーレー883の八戸の兄さんと仲良くなって、360度大展望の開陽台で白樺エキス入りキャラメルを分かち合いながらお喋り。
帰りのフェリーは混むかもしれませんよ〜青森ねぶた祭りに来る北海道人多いすからね〜予約とった方がいいすよ…なるほど。
こういう地元ならではの有益情報が交換できるのがいいですね。
彼とは中標津まで一緒に走り、国道272号で右と左へ別れました。
私は右手の釧路へ。
ありゃりゃ、曲がるところを忘れていつの間にか道道13号で弟子屈に…
いけねぇ、またロスだ。
別名ミルクロードという国道272号へ戻って南下します。
釧路まで91km…結構あるようなないような…本州ならばこの距離は想像つくのですが、北海道での今までの経験では、あまりにも直線が多くて心理的にかなり走ったような気がしても、実際の距離表示板を折々見上げると、さほど距離が縮まっていないのに愕然とするんです。
行けども行けども…って感じ。
距離の感覚が掴めません。
そうこうしているうちに、やっと釧路。
でもまだ襟裳岬先端まで半分も来ていないようです。
市内はそそくさと抜けて国道38号へ。
知床以来再び海っぱた。
何にも食べていなかったし、携帯電話のシガーソケット式充電器がぶっ壊れたので、コンビニのある白糠町恋問海岸SAに。
充電器を買って海岸で遅い昼食の握り飯を…とそこへ1400GTRの兄さんが。
う〜ん、このイントネーション、いつも身近に聞いてるなぁ…ねぇ兄さん、ひょっとして三河から?「なんでわかるだん!」そうそう、その「だん」が丸出しだもん。
聞けば北海道はベテランだとか。
5月にはホンダXXで来たけど壊れたがらカワサキに乗り換えてまたやって来たそうです。
根っからのバイク好きのようで、話が止まらなかったので、先を急ぐ私はバイバイ致しました…無骨だけど人なつっこいのが三河人の魅力。
おいおい3時30分じゃん!油を売りすぎたので、白糠町の外れのガススタンドで給油。
あと襟裳岬先端まで何時間?とサービスマンに訊ねると、1時間半くらいかなぁ…百人浜キャンプ場なら国道334号そのまま行けば自然にわかりますよ〜、とのこと。
楽勝じゃん…と思ったのが間違いだった…。
ガススタンドを出てノンビリ広尾をまず目指します。
でも距離表示板には126キロってあるけど…途中十勝川の悠然たる河口風景があったりして写真も撮ります。
広大な原野と放牧地も広がり、真っ青な空の下で久々の北海道気分。
夕陽が日高山脈の彼方に傾き、何やらウソ寒くなってきました…時刻は5時を回っています。
やっとの思いで広尾のコンビニにたどりつき食糧調達がてら襟裳岬までの距離を聞くと、50kmはあるなぁ、途中の海岸線の覆道では高波越えてくるから、気をつけて。
危ないから今、危険箇所はトンネル工事中ですよ、ときたもんだ!
それは現実のものとなってしまいました。
広尾の中心街を出ると、猛烈な風と高波打ち寄せる海岸に。
美幌という地名の場所にはフンベの滝という名所があって海岸に迫り出した岩づたいにどうどうと水が流れ落ち、道に降り懸かるほど…なんか嫌な予感。
とそのとき、左手に続く低い海岸防波堤沿いに車が何台も止まっているので、ひょいと荒れた海を見てみたら…サーフィンやっとるではありませんか!
夕方6時近い夕闇迫る、このド寒いなかを。
あや、もう、その波浪の高いの高くないのっていったら、サーフィンのメッカ渥美半島の赤羽海岸や伊良湖岬の比ではございません。
狂気の沙汰だ…としか思えず、ますます鳥肌がたってきたそのとき、崖崩れを避ける覆道から覆道へ抜ける一瞬の海岸道路で、5メートル程の防風防波壁を乗り越えた波が私とRTをもろに直撃!ズシャッという感じで潮を浴びせられ、ぐらりとよろけて反対車線へ…なんとか持ちこたえましたが、あまりの衝撃に肝を潰しました。
その後は完成していたトンネルに助けられ、なんとか、えりも町にはたどり着きました…早くキャンプ場で休みたい、日が完全に暮れたら設営もやっかいだし。
国道334号行けば自然に着くとガススタンド兄さんは言うていたなぁ…しかし、行けども行けども何の案内もないじゃん!?
結果から申しましょう。
国道334号沿いには百人浜キャンプ場はございません。
庶野という漁港が見えたら、「えりも岬」と左折指示がありますから、その細い道を海岸伝いに降りていかねばなりません。
這々の体でたどり着いたキャンプ場の入り口がまた複雑でした…着いてみれば遠く海鳴りが聞こえ、原生林に囲まれたとても素晴らしいロケーションにあるキャンプ場だとわかるのですが、管理人がいる夜7時ギリギリに滑り込み、そそくさとテント設営し、7時30分で入場ストップとなる温泉に駆け込み、飯を用意して平らげて生きた心地がしたのが9時すぎのこと。
白糠町のガススタンド兄さん、一体どんなスピードで来たら1時間半で来れるの?
アバウトすぎだよ…。
相も変わらず、無計画な、まぁ何とかなるやろ、の旅ではありますが、高波もろ被ったときはもう…あ〜思い出したらゾッとしてきました。
海鳴りが止みません…明日は今日より穏やかに晴れますように!
長い長い1日でございました。
どうやら、本日も無事到着された様です。
で、いつ帰ってくるんかいなぁ〜 _________________ げん@京都 |
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