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北海道ほぼにち走行レポ |
nao
Joined: 08 Nov 2007 Posts: 145 Location: 名古屋市
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Post subject: 北海道ほぼにち走行レポ Posted: 2009.07.21. 21:19 |
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こんなもん、自分のブログでやれよ!ってお叱り受けるかもしれませんが、何でも構いません、ひとり旅の支えになってやってくれませんか?クマ情報、美味いもん情報、キャンプ場情報、ここは行っておけ情報、よろしくお願い致します。道内ほぼ全域くまなく走りつぶす予定です。 |
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nao
Joined: 08 Nov 2007 Posts: 145 Location: 名古屋市
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Post subject: Re: 北海道ほぼにち走行レポ < Posted: 2009.07.29. 21:22 |
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いよいよ北海道も終段にさしかかりました。
天候に祟られてはいるものの、北海道のスケールをひしひし感じながらの走行は、やはり幸せです。
さて、今回の北海道ツーリングのもう一つの目的が日高地方の浦河町にある「べてるの家」訪問です。
精神障害をもつ人々が、それをあるがままに受け入れながら起業に成功し、日高昆布の通販やら様々な事業にチャレンジしているようすを見学させていただくことです。
統合失調症の治療では、ほとんど薬物を使わず、出来るだけその状態を尊重し、他と比較して「おかしい」と決めつけないで接していきます。その方法は、むしろ健常者教育の現場から失われてしまった、心そのものを堂々と見つめる朗らかさにつながるようです。
当施設では「安心して絶望できる」のがスゴい!
毎日が奇妙奇天烈の連続だそうですが、絶望しながらも生きていられる巨大な安心が施設にはみなぎっているのだそうです。
わたしは当施設の製品をよく取り寄せてきたのですが、いよいよ施設本体を表敬訪問できるのでワクワクしています。
全国各地から寄り集まってきた開拓者は、初めはふるさとの習慣で他を圧倒しようとしますが、これだけ自然条件が厳しいとそんな狭いレベルの押し付けで開拓集団を維持できず、開かれた助け合いの最低限のルールができます。北海道人が細かいことに拘らず、アバウトのように見えて、互助精神は強いといわれるのは、そんな背景もあるようです。
事実、私の住む愛知県の春日井市には県営の大規模な肢体不自由児医療施設がありますが、かつてそこで更生医療と親子の絆構築に命を張っていたある医師が、愛知県の福祉への冷たい取り組み方のみならず、非健常者に対する思いやりの希薄な排除社会に絶望して、北海道で新たな福祉医療を始めたところ、ごく普通に身体障害者が社会に受け入れられている様を見て、あまりの風土の違いに驚いたと聞きました。
そんな風土をまずはバイク走行でも満喫しながら、いよいよ北海道精神の部分にスロットルを開けたいと思っています。
明日は羅臼、標津、釧路、浦幌、広尾、襟裳岬です。 |
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