FEEL BMW FORUM

[nao]

以前からRT諸先輩の活躍を拝見するばかりでしたが、
羨望しているだけでは我慢ならなくなり、ついに手に入れました。

借り物ではありますがR９０S、R１００RTに乗り、数々の試乗会では
R12RTに乗り、R12Sにも乗ってみました、
R１５GS、R１１RSにも・・・
でも、なぜかこの１１RTの魅力のとりこになってしまいました。

１１RTに対する私の勝手な思いをひとことで表現すると、「40代の若女将」です。
Rシリーズを女性に見立てるのはいかがなものか？と大向こうから声が
あがりそうですが、擬人化しやすいバイクなんですね、BMWって。

たとえば、R９０Sを「老貴婦人」とするなら、１００RTは「大旦那」ってイメージ。
あくまで素人の見立てですが、そんな雰囲気と風格です。

80年余の老舗の歴史なかで、世代世代が、
折々の時代の半歩先を行くような清新なスタイルと
最新技術を整えながらも、「ボクサーツイン」という伝統の灯を守り続ける姿勢。
ついつい老舗旅館の一族を思い浮かべてしまいました。

過去10数年ほどに発表されたBMW関連の雑誌のバックナンバーを
取りよせて、Rシリーズの記事を片っ端から読んでいますが、そこで
出てくるのが、「R1100RTはBMWの保守本流」というインプレッション。
正統だとか、ど真ん中っていう表現も散見しました。

長年Rシリーズを乗り込んできたベテランの皆さんのインプレですから、
なかなか重みもあり、説得力もあり、BMWに触れて日の浅い私には
とても参考になりますが、やはり乗り親しんでみて、自分のライフスタイル
まで大きく変えるトキメキを与えてくれた影響力には、言葉もありません。

こういう経験は久しくなかったなぁ〜と思っていたら、ふと、
「これって、恋愛感情に近い？」と気づきました。
自分が理想とする女性のイメージが
「40代の若女将」だったのかも知れないと・・・

これ、はっきり言って、ノロケです。
熟女好きですし、私。

あの優しい曲線の豊満なボディー、うっとりします。
寒い夜は布団一枚増やしてかけてやりたくなります。

確かにスピードアップするごとに地に吸いつくようなK１２００Sの操作感と
胸のすくようなエンジンフィール、超高速走行中にもぶれないミラー・・・は
浮気するには十分な官能性を秘めていることを体で知っていますが、
あかん・・・。１１RTの奥深い人柄とまったりとした重量には、メロメロです。

すみません、ながながと。

[nao]

石川県からのお便り、ありがとうございます。
能登の地震では大丈夫でしたか？
皆さんのご苦労いかばかりかと推察いたします。

身内の者が小松市で所帯をもっていますので、
なにかと北陸には親近感をもっています。
治部煮が大好きですし・・・

能登半島の風景は、どこもかしこも記憶に鮮やかです。
そして、地名の美しさにも感動しています。
読めない地名、多いんですが・・・
見た目にも、羽咋、鳳至、珠洲・・・カッチョエエ〜

手紙出すとき、自分の住所地にこんな名前が書けたら・・・

＞１１ＲＴのミッションは少しやさしくあつかってやればその他はいたって丈夫な乗
＞物です、わたしのＲＴは今、９万５千キロになりますがすこぶる快調でまだまだ元気＞に走ってます。

それこそ大目標ですよ。すごいな〜
やさしく扱ってあげれば、応えてくれるんですねえ。
チョロ＠１１RTさんも、コツコツとメンテして大切に乗っておられると伺います。
みなさん、愛情たっぷりですね。

ところが、つい先日、２５００回転でセカンドに入れたあと、
目を上げると、車一台いない３車線のゆるやかな上りの国道がサーッと彼方まで・・・
まるで、行けって誘惑するみたいな・・・
やっちまったんです。
どこまで回るかって・・・
2速でレッドゾーンまで入れたらどんなんやろ？

レッドゾーン直前で突然の息つき・・・ブロー状態
ごめんね・・・
白煙も出ていなかったし、穴あきはないと思うのですが、
そうとう無理を強いる結果となりました。

みなさんのお言葉が、いま、深々と身に沁みています。

こんな私ですが、いたわりの気持ち忘れず、乗っていきます。

能登半島にお邪魔するときは、お世話になりたいです。

ｂｙ　nao