FEEL BMW FORUM

[古筆庵１２RT]

ミシュランパイロットロード３に罪はない。
このタイヤがBMWディーラーより安く買えるならバイクタイヤ専門店で交換したほうが得だ。

で、
2013年11月23日都内某タイヤ専門店で前後交換。

以後、仕事雑事に明け暮れて、初詣ツーリングに日帰りで出掛けたのみ。
これも幸運。
石見＆出雲を計画するも春、夏と殆んど乗れず。
これも幸運。

夏、０６アルピンホワイト１２００RTのリコール飛来。ガソリンタンク下の樹脂部品の。
しかし、千葉からダッツ所沢まで行く時間がなく、そのまま車庫の中。

で、今日10月27日、いよいよ石見＆出雲敢行の前に、長距離でもあるし、万一に備えリコールの部品交換で所沢へ。何事もなくディーラーへ到着。

その作業中、
ずっとアタマの中にあった、気になっていたタイヤ専門店主の交換後の言葉。

「リアホイールのボルトの一本がトルクレンチで閉めても回ってしまって利いてない。」と。
「それで大丈夫ですか？」
「あとの4本が利いているんで大丈夫です。」

そんな話をダッツメカニックにすると、驚いた顔をしてホイールに目をやる。これも幸運。

「これ駄目ですよ。見てください。割れてます。トルクオーバーで締め付けたんですね。」

なんと、ホイールを締めつけたボルトの「メス」側が完全に割れて更に別の亀裂も発見。これじゃあ、締めても利くわけがない。その部品にブレーキディスクも固定されている。

念のために、タイヤを回して見ると、残りの4本のボルトのメスにも全てクラックが入っていて、肝が消えた。あわやタイヤと命を交換するところだった。
高速道路で後輪が外れたら完全に川向こうへ行っちまう。

メカニック曰く、国産バイクは、１００ニュートン前後の締め付けトルクですから、それで締めたんでしょうね。メス側の部材はアルミで規定トルクは６０ニュートンです。前輪は50ニュートンですから。多分前輪もオーバートルクで締めてるでしょう。」

交換部品代５５，９８６円　工賃１４，３６４円　即刻発注して命を買い戻し、試乗車で帰宅。

因みに、DOHC以降は部材がアルミから鋳物に変更されているそうな。

私と同時代のRT（それ以外は未確認）にお乗りの方で、BMWディーラー以外でタイヤ交換をされてらっしゃる方は、念のため、リアホイールの目視確認をお勧め致します。

同様の事例は定期点検で見つかることがあるそうで、「６０Nmで締めてね。」とタイヤ専門店に頼めば済む問題ではないような気がします。
幸い、大事に至らずに済みましたが、「安い」の代償は矢張り高かった。

イノチアッテノモノダネ。

以上、バイクタイヤ専門店への過信への注意と目視点検のお勧めまで。

[古筆庵１２RT]

Kazuo Taniguchi さま
　あらま。ダッツ所沢ですか。
不肖、BMWマイスターの雄、■沼店長に惚れてR1100S以来、14.5年のお付き合いで、メカニックの■平さんにも宜しく。
　九十九里の１２RTの、ですぐわかると思いますが、
今月はじめに長野ツーリングの帰路、立ち寄って、前輪ブレーキパッドの交換をしました。
　パッド表面の溝サインが消えかかるほどの過ぎた経済性で、狙いすぎ。
勿論、乗る前にはいつも手鏡＆ライトでチェックしてますが、そんなわけで、
前後連動ブレーキのため、滅多に使わぬリアブレーキを多用の、穏便な走りのワインディングになってしまいました。
草津から山をのぼって下った「渋温泉」が目的で。
んじゃ、また。

[kazuchan0601]

古筆庵１２RT　様

さっそくのご返信ありがとうございます。

今週末、板橋区にある「テクニタップ」というお店でタイヤ交換する予定にしております。
このお店に関しては悪い噂を耳にしていないので問題ないと判断し取り付けをお願い
することにしました。締め付けトルクは取説にて確認済みです。（F:50Nm、R:60Nｍ）

やっちまった例のお店が「テクニタップ」でないことを祈るばかりです。

参考までですが、自分も「DATZ所沢」利用者です。
来月中旬リコール修理をお願いすることになっています。

では。

[古筆庵１２RT]

kazuchan0601さま
　１年前の投稿に多くの方が目をとめていただき嬉しくも、リコールで決着と思っていたところに、その店はどのあたりか？のお尋ね。

　事後、件のタイヤ専門店には「ばかやろう。死ぬところだったじゃねーか。どうしてくれるんだ。弁償しろ！」と殴り込む気も起らず、何の連絡もしてませんし今後もしないでしょう。しかし、二度と行きません。

　この事件は我が身の不覚と。

閑話休題
　そんなわけで、世界に開くこのフォーラムで、住所とても叫ぶことはできません。
ご容赦ください。
　さても、少なくても私の2006年1200RTのリヤホイールボルトは60ニュートンメーターであることは明言できますが、フロントは50Nmであったか、要確認。
　年式により規定値が異なるかも知らず、更にタイヤ専門店とBMWディーラーとの違いが、単にトルク管理だけの問題なのか、他に技術的差異があるのかも知らず。

　いずれにしても、事前にか、交換作業前に車種、年式を伝え、前後ボルトの規定トルクについて情報を持っているか確認することをお勧めします。
　あるいは、ご自分で車種、年式の規定トルクを調べ、確認し、作業時にその数値を作業員に伝えるか。

　全くお役にたてた気がしませんが、ご回答まで。
　

[kazuchan0601]

近日中に都内の某タイヤ専門店（BMWすべてのモデルに対し施工可をうたっているお店）で
タイヤ交換をすることになっているので、少し心配になって投稿させていただきました。
そのお店の名前を載せるのは難しいと思いますので住所だけでも教えていただけないでしょうか？
一般論ですが、締め付けトルクを気にしないで作業する専門業者がいるとは思えないのですが。

よろしくお願いします。

[古筆庵１２RT]

皆様、ご無沙汰しております。
５月２２日、BMWから国土交通省に本件のリコール届けがなされましたね。
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001956.html

ホイールフランジ、不具合件数１２件の１件がワタシでしょう。
友人のGSアドベには通知がありましたが、当然ながら、
交換済みのワタシには音沙汰なしです。

「規定値以上で締め付けた場合、亀裂が入る」からアルミから
「スチール製に交換する」とあって、当事者としては、
会社の安全策は理解するものの、
スチールになっても規定トルクは６０ニュートンなのに、
仮に100ニュートンで締め付けても亀裂は入りません。安心です。
と言っているように聞こえて、
んじゃあ、規定トルクの意味は何なの？と臍を曲げたくなる。
これもまたリスクマネジメントってやつでしょう。

規定トルクを知らないディーラーメカニックがいないとすれば、
12事例は、ディーラー以外のバイク店か、
バイクタイヤ専門店ってことになるのかな。

いずれにしても、リコールをすれば、所有者全てに通知が届く筈ですし、
国交省HPから関連業界へ情報が流れ、それらの業者が規定値確認をする
方向に作用してくれることを願うばかりです。

まずはお知らせまで。

[古筆庵１２RT]

メルさん、ご覧いただき有難うございます。
正に周知したい一心です。

さてさて、昨日、割れた部品をダッツ所沢で交換。
なんと、新品は、新型でした。

アルミから鋳物に変わり、デザインも贅肉を落としたような筋肉質の、
軽量を考えたデザイナーの心意気を感じるものです。
多分、現行ＲＴと同型かも知れませんが未確認です。

参考までに新部品装着写真を添付します。

問題の、締め付けトルクですが、意外にも
新部品（鋳物）になっても、アルミと同様の、６０ニュートンとのこと。
メカニックに確認しました。

これで、一件落着と思ったら
メカニック曰く、
「今すぐというわけではありませんが、影響でディスクが微妙に曲がってしまっています。パッドの片減りにも影響します。」
「交換料金はいかほど？」
「５０，０００円前後かかります。」

不勉強を棚に上げれば
どうも安心＆安全に関する対価は惜しまず払うのが、長生きの秘訣のようです。

[メル]

おはようございます。

ボルトへのナットの締め付けトルク、規定値の重要性
改めて認識しました。

材質によって決まってくるって
しごく当たり前のことなんでしょうが、認識を新たにすることができました。


私も、世田谷にある 「Speed St◯◯」というタイヤショップでいつも交換してまいす。
タイヤ交換時、規定のトルク値を調査した上でお店にお願いするようにします。


情報、ありがとうございました。
命拾いしましたねっ。

メル

[古筆庵１２RT]

cozyさん、いつも、どうも。
　真摯に受け止めていただき嬉しくも、見識あるタイヤ専門店での交換で良かったですね。
　関係資料のご案内も読ませて頂きました。逆にメスが硬くオーバートルクでボルトが断裂し、脱輪するトラックの例があると。摩擦係数云々は理解が追いつきませんが、適正トルクで締めることが如何に大切かは十分に伝わりました。
　命に係わる現実を目の当たりにした私の衝撃はお察しいただけると思います。この掲示板で、是非信じがたい写真を見ていただき、皆さんに愛車の目視確認をしていただけることを。但しメス側がアルミの場合。
　　今日日、赤男爵に並ぶBMWも見かけるわけですし、そこから買った友人もいます。トルク数値確認をしていることを願うばかりです。
　私がタイヤ交換した都内のタイヤ専門店は、応対も作業もスマートですし、トルクレンチのカチカチ音も響いて、安心しきっていたのですが、その数値設定が間違っていたのですから、全く何のためのトルクレンチなのか。
　で、０６RT購入と同時にユーロネットしたリペアマニュアルCD「RepROM　R1200RT　４ｔｈ　edition 06/2006」を思い出し、見てみると、矢張り「６０Nm」になってました。そのページから切り出した画像を添付します。
　このリペアマニュアル、ネジのあるところ、全て規定トルクの数値があって、妙に納得してしまいました。

[cozy]

古筆庵12RTさん

タイヤホイールのボルト締め付けに関して興味ある情報をアップして頂き、有り難うございました。
常日頃ボルトを強く締めすぎて、ナメてしまう傾向のある私めには大変気になる話です。

今年５月のツーリング中にパンク、タイヤもかなり摩耗していたので、仲間が紹介してくれた南仙台のタイヤショップで交換。
ショップのスタッフはお一人でしたが、誠実そうな感じで、私の前にタイヤ交換をしたのが、丁度同じBMWのK1300Sでした。
何の不安もなく、前後とも納得の価格でミシュランのパイロットロード４GTに交換して貰ったのでした。

今回の古筆庵さんの書き込みを見て、念のため問い合わせてみたところ、私のバイク（R1200RT'2009）については、
６kg（ほぼ60Nm）で締め付けている。但し、ボルトの摩擦係数のこともあるので、微妙に調整しているとのことでした。
メーカー、車種等だけでなく、実際のボルトの摩擦係数も重要なのだそうです。なるほど！と思った次第です。

今回の話題では、タイヤ専門店ではBMWのバイクでの実績があるお店かどうかが大事のようですね（顧客の評価が大事）。
ネット上で、ヤマハの技術者の「ねじ締結と摩擦係数」に関する文献を見付けました。ネジの基本は摩擦なのだそうです。

http://global.yamaha-motor.com/jp/profile/craftsmanship/technical/publish/no38/pdf/ts_03.pdf

2014/10/30　cozy_mortalis@r1200rt

[古筆庵１２RT]

笑夢来さん、早速の情報有難うございます。
　確かにディーラーなら安心は、病院＆ドクターはみんな一緒と思うことに通じますね。
マニュアルで大半は仕事をする昨今、
型に何が盛られているかで、結果は大いに変るでしょう。
部品の組み込みを忘れるなんぞは、その典型かも知れません。
　さて、
昨日の今日、
早速、信頼するマイスター店長から電話があって、
部品交換に関する最善の対処の報をいただき（経費についても）、
感謝とともに、ボルト交換の勧めも含めお願いしました。

勿論、乗り手の「バイクを可愛がる」ことに加えて、
コンピューター診断を超えた、メカニックの微妙な技術力・経験値がものを言うのは、
15年来のお付き合いの中で何度となく経験しています。

最初のバイク、R1100Sを県内、都内を越えて、遠く埼玉の所沢で買ったのも、
「マイスターの雄ありき」を実感したことによります。

今回は、写真を添付・参考に、
目視で愛車の状況を確認できることから、書かせていただきました。

[笑夢来]

ご無沙汰しております。

トルク管理って一番大事ですよね、何事も無く終わってよかったですね。

BMWデーラーの整備力過信も危険ですので、一言！！

BMWデーラーにも色々あり、整備員が頻繁に変わるようなところは要注意です。

私も過去２回、大きな整備不良をされ、危ない目にあいました。
　　１回は後輪ブレーキのABSセンサーOリングつけ忘れ。
　　　このときは、後輪がOILまみれになり、滑り始めて気がつきました。
　　もう１回はジェネレータテンションベルトのテンション掛け忘れ、
　　　このときはクラブツーリングの走行中ににバッテリー充電不測により
　　　車両停止、レスキューをしてもらいメンバーに迷惑を掛けました。
再整備にて、クリーナー１本を頂いて終わりです。

結局、一番大事なのは、整備後に自分で確認しながら、整備した方に
何をしたのか等のお話を実車前に良くすることではないでしょうか？
よく掃除をすることやデーラー選びも大切かも？？？

でも、バイクを可愛がることが一番大事でしょうねぇーーー(^O^)／